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江戸時代なら死罪?年金の不正運用 [政治]

GPIFの年金運用における赤字が公表されたが、参院選前に巷で騒がれた通りの赤字、すなわち、参院選前に公表されれば、与党の敗北につながるとして、定例の公表時期を遅らせて、参院選後に発表するという姑息なやり方を反映する5兆円という大きな赤字が発生している。

さらに、この対象期間前の期も5兆円の赤字という事でトータルすると10兆円超という、安倍政権が年金運用における縛りを我田引水のように、株式投資に持っていけるように解いた、これが、そのまま赤字に反映されているような経済通の分析である。

江戸の時代、盗人が10両の金子を盗めば、死罪、そのように相場が決まっていたようなのだが、GPIFの運用損の10兆円の赤字、これは我々庶民のお金を盗んだのと実態は同じ。それを企画した安倍晋三は死罪、そういう事にはならないのだろうか。

仕事上やったことだから罪は問われない? とんでもない、盗人も盗みは盗人の仕事。たとえ仕事といえども反社会的行為にはしっかり責任を取らせる、これが現代社会ではないだろうか。だからヤクザ屋さんたち、訴追されているんだろうに。正しくない事はまさしく不正、だから安倍晋三のやったこと、不正と書いたのだが。

姑息役人達だって、おかしなことをして訴追を免れるなんて、そりゃ法律がおかしいだろう。こういうことをし続けるなら、ぜひとも自公政権を潰して、公務員でもその目的を外して行ったことは過去に遡ってその罪を問う、そのようにしなくては、こういう反社会的行動が役人や官僚たちからなくならない。

この事、死罪にしてもおかしくない、そう思うのは、マスコミが取り上げている損失額が、実は運用での損失の話に特定しているが、日銀と併せての投資金額が一部上場企業の10%になろうかというかなりの比率で、かなりの企業の筆頭株主になっているという現実、これについては語られていない。

日銀がどれだけ投資して株価を買い支えていこうが直接的に我々は関係ないし、日銀総裁の黒田氏が安倍晋三と共に刑務所に入ればいい。だがGPIFまで巻き込んで株価の上昇を図ったり見せかけの景気浮揚を図ることは許されない。

GPIFの運用損失には株式の売却による損失は計上されていない。運用損失には株の売却価格が計算されているように見えるが、これは見かけ上の計算であり、日銀、GPIFが株を購入して株価を上げたのとは反対に、発行株式に占める大きな比率で株が売却されれば、当然のことながら株価は下がる。

これがどこまで下がるかわからないが、株価を上げた時とは違って、それ以上の値下がりを生むだろう。つまり株運用比率を上げた時に、その分で購入した金額がそのまま元に戻ることはない。だから運用損を出さないというなら、株の配当で株の売却損失分と、購入時から売却時までの、他の運用であれば得られたはずの収入分を合わせた額を配当で得た後、初めてその運用が間違いでなかった、そう言えるのだが。

つまりGPIFは既にとんでもない金額の含み損を抱えていることになるのだが、それをカバーできるほどの経済的繁栄をどういう産業が、あるいはどういう国が見せるか、という雲をつかむような話しかない。

だが、GPIFは年金需要に対応しなければならない目的があり、いつまでも潤沢な資金運用ができるわけではない。つまり株の売却を迫られた時に、株価が低迷状態であれば、弱り目にたたり目、そういう事になるのだが、その時は今の運用責任者も影響力を行使している安倍晋三も知らぬ顔の半兵衛を決め込むのではないだろうか、あるいはもうこの世にはいないかもしれないが。

だが、こういう事をはっきりと示さずに勝手な事をしていいわけがない。日本人はどこまでそういう事に無関心なのか、いや馬鹿なのか、不思議でしょうがないが、衆愚などこういう世界で意味はない。
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