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裁判官の悪意 [司法]

今、マスコミで元プロ野球選手の違法薬物所持と使用、そして小学6年生女子児童の殺害容疑の被告について、色々、その経過や、身柄の取り扱い等、報じられている。

警察の逮捕から留置、取り調べなどその時々で報じられるのだが、その報道内容について、司法に関わりのある、例えば元裁判官であるとか、元刑事であるとか、そういう人達がコメントを出して、どういう処遇が行われるのか等を私の経験に照らし合わせて見ている。

通常、凶悪犯罪でなければ起訴時点で保釈が認められるとか。仮にそれで保釈が認められなくても公判が始まれば保釈が認められるのが通常だという。

では、私の場合、どうだったか。私は過失傷害罪としての起訴である。上記司法関係者の話の内容からすれば、起訴されたら、証拠隠滅されるべきものも警察が押収しているのだから、保釈が認められて然るべきである。

当時の私の弁護士は、私が外部とは接触できなかったためによく知りもしない身内が最初の弁護士を解任しての後任の弁護士だったが、私の意向など無視して、裁判になったら闘うべき材料、すなわち手の内まで暴露して、勝手に保釈申請した。だが結果は、却下された。踏んだり蹴ったりである。

「一回は却下されても二回目には許可が下りるから気落ちしない方がいい」とは所轄の留置管理課員(警察官)の話である。保釈は早く下りて欲しい、だが、かと言って裏切りとも言うべき弁護士の行為にも腹が立った。この時点での被告人に対しての拘束は裁判官の意向で決まる。

つまり裁判官が何を判断して拘束し続けるのか、疑問を感じたし、かと言ってこの業界の慣わしの一端なのかも分からない。

結局、裏切り行為までした弁護士曰く、「手の打ちようがない」
そこまで弁護士に言わせるほどの事なのか、不思議でしょうがなかった。弁護士としては、そういう状況であるのを自分の手腕で保釈を勝ち取った、そういう構図を作りたい、そういう事であったかも知れない。

私は、初公判を留置場から出廷したので、資料さえ持たせてもらえていない。持っていたのは起訴内容を事実と異なるという意見書としての紙っペら一枚。つまり法廷で弁護士が何やらやっていても何をやっているのか全く分からない。

結局、この時に、担当弁護士がとんでもない裏切り行為をしたのが、最後まで尾を引いたのだが、検察が出してきた全ての調書類を証拠として認める、そうやったらしいのだ。”らしい”というのは、私に弁護士から差し入れられた資料には刑事訴訟記録なるタイトルはあっても甲だの乙だの書類を区分するものもその番号も何もない。

そういうものを法廷でああだこうだ、目の前でやられても甲が何か乙が何か、そんな事、わかりもしない。結局、甲だ乙だという記号付きの書面が私にも来始めたのは弁護士を別の事務所に切り替えてからだが、その弁護士達に聞いて初めて、全ての検察提出の書面が証拠同意となっている事知ったのだ。

さて、話を戻すが、初公判の後、その裏切り行為をした弁護士はまたしても私に断り無しに、保釈申請をした。前述の司法関係者のテレビでの話によれば初公判の後は、だいたい保釈は認められるというのだが、私に無断で申請された保釈申請はこの時も却下された。

弁護士の独断行為は批判されるべきものだが、それは別としても何故、このような悪意のあることを裁判官達はし続けたのだろうか。

通常ならば、許可が下りると言うべき初公判後の保釈申請が却下された後、申請した弁護士は高裁に抗告をしたのだが、これもまた私に断りも無しの独断である。

何故、こうもこの弁護士が保釈という事に拘ったのか、不思議でしょうがなかったが、私の住所地域では保釈料の5%が弁護士の収入になるのだという、これを当て込んだのではないか、これが後任の弁護士の談だが、私もそう思う。

さて、高裁が出した結論は、保釈許可。あくまで反対し続けた検察が、この時、これに対して抗告すらしなかったので、検察側の嫌がらせ、すなわち悪意であった事は、間違いない。

しかし、私が検察官で、保釈申請に反対し続けるほどの悪党が被告人であるなら、「とんでもない」として保釈許可の取り消し申請をするが、単に嫌がらせで行っていた検察は、そこまでするものではないと判断したのだろう。だが、こういう行動一つにも今の検察の傲りが現れているというものである。

人一人、無実の人間を拘束し続け、送検書類の内容の検証の一つもしないで、とにかく犯人に仕立て上げようという行動しか取らなかったのが、私を担当した検察官だ。

さて、保釈許可という決裁が為されても、そのまま保釈されるわけではない。保釈金を積まなければならない。これは裁判官がその金額を決めると言うが、この保釈金についてもテレビでは、司法関係者がこういうケースではいくら、などと言っている。

一般には私のようなケースで重くても200万円。通常は150万から200万円だそうだ。私の場合は高裁の裁判官の決定だから彼らに悪意があった、とは言えない。だが、保釈許可の下り続けなかった被告人という背景から金額は決まっているので、金額には地裁の嫌がらせが反映されている。

私の場合、保釈金は300万円。逃げたりトラブルがなければ返ってくる金、そう思われるかも知れないが、私のいる地域ではこの5%が弁護士の手数料になる。つまり裁判官の悪意が直接的に懐に響いてくるのだ。しかも私の場合、親の介護のために早期退職して、そんなまとまった金を捻出するのは大変なのだ。

どうだろうか、こういう悪意のある事をするのが裁判官の役割なのだろうか。

悪意と決めつける根拠は、いわゆる世間相場から見て、最後まで保釈許可を出さずに拘束し続けた姿勢と、結局それが、保釈金に反映する事、及び世間的な相場よりも高額になってはね返っている事。

裁判官が正義とか人情とか、そういうものに近いどころかむしろ一般人よりもかけ離れた性悪説、それも自分たちは神の如く考えて、悪い事をする人間はどうせ屑なのだという、言わば虫けらを見るが如き態度しか出せないような人物達が、その多数を占めている事、皆さんにはよく知って欲しいと思う。

私から見れば一番頭の悪い、勘違い人間が裁判官という、もっとも着いてはいけない類の人種がその職位に着いている事が社会に多くの不幸をもたらしている、そう思う。

裁判で納得する人が少なく、怨む人物が多いのも頷けるというものだ。結局、彼らは、裁判官という職種の性格を理解できずに単に自分たちの優位性を見せる職種だと思っている、低能の勘違い人間なのだが、どうしてこう、馬鹿が裁判官には多いのか、社会の歪みのせい、等と他に転嫁する気にはならない。

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