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四横綱揃い踏みの相撲が見たい。 [所感]

日馬富士による暴行問題で、モリそばもカケそばも食い損なった感があるが、かも南蛮でも食わせてもらえたら、まあ、文句は言うまい。

さて、人それぞれの考え方や、好み、好き嫌いがあるので、日馬富士の暴行問題、私の話にも異論が多発する事を承知で、書いてみた。

暴力はいけない? 
きれいごとを言うな。全く何の関係もない人物たちが一様に唱えるこの文句、逆にうすら寒ささえ覚える。
人間として基本的な事を自分はわきまえているんだぞ、みたいなことを言うなら、それ以前に、もっと大事な事がある、その事に関与してきていない、その事についてはどうなんだ?

まず、私の結論として、力量の劣る力士よりは力量の近い横綱同士の相撲を見たい、これが相撲ファンとしての私の率直な気持ちである。
白鵬にとっての安全パイの力士の相撲よりも四横綱が揃った相撲を見たい、目の肥えた相撲ファンならば、そう思うのではないかと思うのだが、品格だの権威だの相撲道だの、相撲が好きな私には、そういう事は二の次。年齢のいった最近はとみにそう思う。つまり白熱した取り組みが以前に比べて減った、そういう感が否めないので、横綱同士の白熱した取り組みを減らすな、そう言えばいいだろうか。

中学生の時に、弱いくせにはったりをかませて、おおよそ喧嘩とかからは縁のなさそうな生徒を見つけては、言い掛かりをつけて自分を強そうにアピールしている生徒がいた。友人同士で楽しんでいるところに絡んでくるのだから始末が悪い。その生徒が弱い事は周知、そう思っていたので、絡んでくるのを相手にするのもばからしい、皆がそう思って相手にしていない、そういう感覚で看過していたのだが、あまりに度が過ぎるようになって、どうもはったりの咬ませ方がひどくなって、皆がビビりだしているのではないか、そう感じたある日、休み時間で大勢が集まっている中で、談笑していた私を含む数人に対して、その内容に絡んできたのを、満座の中で、腕をねじり上げて、そばの壁に何度もぶつけてのしたことがあった。当時すでにボクシングの練習をしていたので、殴ってもよかったのだが、相手から殴りかかってきたわけではないので、自分から手を出す場合、せいぜい、腕をひねり上げる程度、そのように判断したのだが、少しばかり度の過ぎた言い掛かりだったので、つい、そのままそばの壁に何度も打ち付けるという行為まで行ってしまったのだが、だからと私が学校から処分を受けたわけでもないし、相手も自分が悪い事は承知していたのだろう、学校に訴えることもないし、周囲の生徒も、その生徒には相当に怒りを感じていたと見えて、学校に連絡するとかいう事ではなく、単に喧嘩、そのように捉えただけでなく、この際と、その後、次々にその生徒に鉄拳制裁を加えていって、最後には、その生徒も言い掛かりをつける相手がいなくなるどころか、自身が常に、言い掛かりをつけられる立場になっておとなしくなってしまった。結局、私が手を下すまでは、そういう事を大人げないと、皆がやらなかっただけ、であるならば、いい社会なのかもしれない。だが、それをきっかけに、皆が、その生徒の威勢のよさは、はったりと気づいて、最後には噛みつく相手もなくなるほどにクラス中の生徒にやられてしまった、この事は、いったい何を指すのだろうか、そう思う。それをやらなければ、私も相当に腹立たしい学校生活を送り続けていたという事になる。少年院帰りが同じ学年で13人もいた学校の中ではおかしな奴に対しての逆に腕力を振るう勇気というものも必要だった、そう思っている。
日馬富士について、その言動が以前から物議をかもしてきたとか、そういうものがあるならば、嫌な奴、そういう思いが私の中にも芽生えて、いい相撲をとっても違和感を覚えて、あまり見たくない、そういうところに落ち着くかもしれないが、そういう過去も耳にしていないので、個人的にはごちゃごちゃさせずに、早くいい相撲を見せてほしい、そういうものだ。
 学校生活でも社会人としての一般社会でも人を食った態度をとる人間は大勢お目にかかっている。法をつかさどる司法の連中、とくに検察のクズなどは最悪に近い方だったが、権力をかさに、自分たちが違法行為をしているのに、それを取り締まる組織のない事をいいことにやりたい放題。こっちのほうがよっぽど悪質だと思う。彼らは是正が入らない事をいいことに、継続してその無法を行っている。いつか鉄拳制裁を加えてやりたい、そう思うのは私だけではないようだ。残念ながら私には順法精神が沁みついているので、検察のクズが嘘とか法に触れることをやっても、だからと私まで同じ土俵に立つ気はない。検察のクズたちと私とでは物が違うのである。

さて、テレビ桟敷にまでも頭同士の当たる音がするくらいのぶつかりをする力士たちの、頭を少々ひっぱたいたという事での暴力を刑事事件として警察に持ち込んだという行為なのだが、私には違和感しか覚えない。いかにも子供の社会に見えてしょうがないのだが、なんだか、何事にも大騒ぎをする傾向、果たしていいのだろうか。国難解散を唱えた安倍晋三を是とするようで気持ちが悪い。
被害者とされる貴ノ岩の頭部裂傷を縫ったという写真がテレビでも写されていたが、前述のようにテレビにまで音が伝わるほどの立ち合いのぶつかりをする力士にとって、顔が切れたとか、瞼が腫れたとか、そういうのは力士にとっての勲章ではなかったのか。それだけガチンコで相撲を取っている証拠だという事であり、そういう事を考えれば、殊更、同じ力士の暴行とは言え、一般人に対しての暴行とは違うのだから、あまりの過剰反応ぶりに、この世界の子供っぽさも異様に感じる。
異様と言えば、先日からマスコミを賑わした公立高校での女子の頭髪の色、長さなどのばかばかしい規制の話。貴乃花の過保護とも見える貴ノ岩隠しと通じて違和感を持つ。
今時、ガチガチの生活規制を行っている親方がいたら、それこそ問題だと思うのだが。結局、生徒の事を思っているようで実は自身が管理しやすいからという、今のアホバカ学校管理者たちとどこが違うのだろうかなどと、思って見てしまった私は、皆さんとは感覚が違うだろうか。相撲協会の中での改革派などともてはやされているようだが、その目標とする姿など出てきていないし、伝統を重んじるというなら、協会の先輩諸氏に対しての態度など自ら改めるべきものがいっぱいあるようで、今回の事件とされるものの事実が伝わっていないが、あの師匠にしてこの弟子あり、そんなところか、そう見られてしまうのではないだろうか。
 で、被害者と称する貴ノ岩の親方の行動は何だろうか。裏社会まがいのかっこうだから、嫌悪感を持つなどと、狭量の話をする気はないが、さて、これが大鵬親方だったら、どう対応していただろうか、と私なりに考えたのである。
 かつて45連勝で止められた行司差し違えの相撲を、行司が差し違えるような紛らわしい相撲を取った自分が悪い、と黒星を甘んじて受け入れた、その考え方から思うに「横綱ほどの品格器量の持ち主をかっとさせて手を挙げさせるような、そういう弟子に育てた私が悪い」そのように言って、逆に、日馬富士の部屋に頭を下げに行き、相撲協会にも自身の至らなさで起こった問題として報告するのではないだろうか。
 殊更、事態を大きくして、白けさせるくらいなら、もっと相撲の中身を濃くする相撲を取るように力士に指導する方が、よっぽど暴力事件などからは遠い体質になるのではないだろうか。貴乃花も協会も時間を割く中身が違うような気がするのだが。

追伸:予約投稿にしていたら、アップの前に日馬富士が引退届を出してしまい、私の四横綱揃い踏みの相撲を見たいという希望は消え去ってしまったが、果たしてこれでよかったと言える落としどころだったのか。
 

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