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セブン、イレブンだけではありません、応援しているのは。 [日記]

昨年のラグビーワールドカップでの日本チームの活躍、多くの人が感動したのだと思う、俄ファンが増えたことはテレビ新聞等の露出度の多さでもわかるし、その後、国内の各種のラグビーの試合での観客動員数が飛躍的に増えたのでも明らか。

結局、テレビ中継に繋がるには国際的に強くなければならないのだと思うし、その国際試合で勝つ、あるいは圧倒的強豪国に負けたとしても、慌てさせるくらいの試合が必要だという事だろうか。ラグビーはそれを体現してくれたのだが、かつての社会人強豪チームが所在し高校チームも強かった県にいた人間としては、久し振りに血が燃えた瞬間だった。

さて、その圧倒的な力を示しているにもかかわらず、大きな大会でのトップには成れなかったスキー女子ジャンプの高梨沙羅選手。私は彼女が中学生であの大倉山で140メートルを超す大ジャンプを見せた時からのファンなのだが、彼女が試合の前後で述べる「見に来てくれる人達に感動を与えたい」という、その感動を彼女の試合からもらっている一人だ。

あの、大倉山で140メートルに到達するジャンプは、色々条件が揃わないとできないわけですが、他の選手が軒並み100メートル以下で着地する中、そこまで飛べる素質、素養は並大抵のものではないし、その後のワールドカップでの活躍が、彼女の強さを示している。

かつて日本のジャンプ陣が強かった時に身長の低い日本選手に不利なルールを強引に決めて多くの日本選手が、ルール変更について行けず、悩み、不振に陥った、そういう事を考えると女子選手の中でも一段と小柄な高梨選手が活躍できるのは奇跡に近い。

さらに力学的に言えば、男子選手だけでなく女子選手の多くが足を故障する中、高梨選手は他の選手よりもジャンプ台の先端からの落下距離が一番大きなジャンプをしているという現実がある。つまり他の選手よりも一回一回、一番大きな衝撃を受けている、という事。

落下距離だけではなく、落下する着地面も抗力として一番大きな衝撃を着地する高梨選手に与える斜度のところに着地しているわけですが、そういう事を考えるに、この感動を与えてもらっている高梨選手が故障しないことを祈らずにはいられない。

だから、彼女がオリンピックで金メダルが取れまいと世界選手権でメダルが取れまいと、世界一の女子ジャンパ―である事に変わりはない。

応援の皆さん、そういうところまで含めて高梨選手がいかに凄いのか、見てやってください。

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ojioji

実は、今季初めて昨夜、高梨選手をテレビ応援したばかりに、表彰台を逃したので、彼女にすまない気持ちに襲われ、二度とテレビ応援はすまいと思ったのですが、うーさんさまの文章を読んで、成績に拘っていた自分が恥ずかしくなりました。素直に応援しようと思います(=^・^=)
by ojioji (2016-02-15 11:34) 

うーさん

>ojiojiさん
競技スポーツなので成績が出るし、そういうものが出れば、いい成績が出るに越したことはありませんが、ジャンプ台のある国開催のホームタウンデシジョンがあることも否めません。これによって、それさえも凌駕しようと頑張りすぎて選手が調子を崩すこともあります。そういう事で優勝に届かなくても高梨選手のジャンプは素晴らしい、と思っています。怪我なく、感動を与えるジャンプを続けてくれればと思います。
by うーさん (2016-02-16 16:36) 

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