正しい認識 [社会]
世の中には思い込みや間違った指導によるおかしな事が多いと思うが、しかし、間違いだとして、新たに与えられた情報が間違っていたという事もあり、なかなか物事を正しく認識するという事は難しいことなのだと思う。
実は、私は正しく指導を受けてスポーツでの試合に臨んだという事がない。
学校体育で担任から体育の授業で課業として簡単な事は教わったことがあると思うが、本格的な試合などを意識して、というものがない。
例えば、ウォーミングアップについては、社会人になってからも殆どやったことがなかった。つまりスポーツに関して医学的見地からの視点というものが全くない人間だった。
いや、これも、トラウマがあっての事なのだが。
中学生の時、校内陸上大会なるものがあり、学年毎にクラス対抗で陸上の色々な種目で競うものがあった。私も中学生としては長距離に入る種目のクラス代表として出場したのだが、厳しい練習に耐える体力があったのに、所属運動部の上級生と喧嘩してとっくの昔に退部し、その時は帰宅部なるもので、全く運動なるものをしていない時だった。
そして、その種目に参加する時も、ウォーミングアップを全くせずに、いきなり他のクラスの選手と全力走をしてしまった。途中で酸欠状態になって、やっとこさ20人中の19番目でゴールしたが、正直死ぬのではないかというほどの頭痛で後が大変であった。
そしてそれがトラウマで、正式にウォーミングアップを教える先輩もコーチもいない中、少しでもスタミナを温存しようと、高校から本格的に始めたスポーツでも試合前に、ウォーミングアップをしたことがなかった。つまり全くの静の状態からいきなり運動量としてトップの状態に持っていくのだから、心臓の負担も大変なものだっただろうと思う。ウォーミングアップをちゃんとやると別名スタミナお化けという名が付くほどのものだったのだが。
草野球でも然り。今、大変な右肩痛で悩まされているが、それは過去の無理な運動が祟っての事なのだろうと思う。かろうじてスキーだけは我流が固まらないうちにスキー教室に入ったおかげで、ゲレンデに着いたら必ず準備運動をするようになっていたので、全く怪我というものには無縁だったが、そういう昔の事を思いだすにつけたいしたものだと思うのはイチローである。
人よりも早く球場入りして人よりも入念に準備運動して、体を最善の状態にして試合に臨む、ということをしているが、スポーツは筋肉だけの問題ではなく、頭脳も一流でないと一流にはなれない、そのいい例だろうか。いや、どれだけ準備しても結果が出ることは少ないので、結果を出せる努力も必要という事か。
我々の時代は練習で大量の汗を流しても、水を飲むな、そのように先輩に言われて、忠実に守っていたが、そういう人間から見ると”ずるい”という行為で、頭から水道の水を被る振りをして水を飲んでいる奴がいたが、実は今から思えばそれが正解なのであって、飲むな、と言っていた方が理不尽だったわけである。
そのように、殆ど知識がない中でスポーツをしてきたというのが我々の時代なので、我々やその我々から教えられた精神論で鍛えるコーチ、監督が、未だに大勢いるのではないかと思うと、不幸な選手はまだまだ大勢いるんだろうなと思う。
さて、安倍君。前回のトラウマで、おかしな事に過激に突っ込んでいなければと思うのだが、前回盛んに口走っていた美しい国日本、という言葉。今は、全く口にしなくなったが、しかし、政策の傾向を見ると前回とは変わっていないような…。
たまたま長い閉塞感のある経済分野から入ってはいるが、政策の中身は保守本流や右翼の人達でさえ危惧する懐古調。誰がどのように安倍君に吹き込んだか知らないが、正しい民主主義の認識と、戦争に突っ込んで行った背景の認識をしてもらいたいと思う。
私が個人として自分のスポーツでの大成できなかった原因を振り返るのとは違って、国民全体に影響が、それも不幸をもたらす内容が隠されているとしたら、何をか況んやである。
あくまで主役は国民だという事、忘れまじ。
実は、私は正しく指導を受けてスポーツでの試合に臨んだという事がない。
学校体育で担任から体育の授業で課業として簡単な事は教わったことがあると思うが、本格的な試合などを意識して、というものがない。
例えば、ウォーミングアップについては、社会人になってからも殆どやったことがなかった。つまりスポーツに関して医学的見地からの視点というものが全くない人間だった。
いや、これも、トラウマがあっての事なのだが。
中学生の時、校内陸上大会なるものがあり、学年毎にクラス対抗で陸上の色々な種目で競うものがあった。私も中学生としては長距離に入る種目のクラス代表として出場したのだが、厳しい練習に耐える体力があったのに、所属運動部の上級生と喧嘩してとっくの昔に退部し、その時は帰宅部なるもので、全く運動なるものをしていない時だった。
そして、その種目に参加する時も、ウォーミングアップを全くせずに、いきなり他のクラスの選手と全力走をしてしまった。途中で酸欠状態になって、やっとこさ20人中の19番目でゴールしたが、正直死ぬのではないかというほどの頭痛で後が大変であった。
そしてそれがトラウマで、正式にウォーミングアップを教える先輩もコーチもいない中、少しでもスタミナを温存しようと、高校から本格的に始めたスポーツでも試合前に、ウォーミングアップをしたことがなかった。つまり全くの静の状態からいきなり運動量としてトップの状態に持っていくのだから、心臓の負担も大変なものだっただろうと思う。ウォーミングアップをちゃんとやると別名スタミナお化けという名が付くほどのものだったのだが。
草野球でも然り。今、大変な右肩痛で悩まされているが、それは過去の無理な運動が祟っての事なのだろうと思う。かろうじてスキーだけは我流が固まらないうちにスキー教室に入ったおかげで、ゲレンデに着いたら必ず準備運動をするようになっていたので、全く怪我というものには無縁だったが、そういう昔の事を思いだすにつけたいしたものだと思うのはイチローである。
人よりも早く球場入りして人よりも入念に準備運動して、体を最善の状態にして試合に臨む、ということをしているが、スポーツは筋肉だけの問題ではなく、頭脳も一流でないと一流にはなれない、そのいい例だろうか。いや、どれだけ準備しても結果が出ることは少ないので、結果を出せる努力も必要という事か。
我々の時代は練習で大量の汗を流しても、水を飲むな、そのように先輩に言われて、忠実に守っていたが、そういう人間から見ると”ずるい”という行為で、頭から水道の水を被る振りをして水を飲んでいる奴がいたが、実は今から思えばそれが正解なのであって、飲むな、と言っていた方が理不尽だったわけである。
そのように、殆ど知識がない中でスポーツをしてきたというのが我々の時代なので、我々やその我々から教えられた精神論で鍛えるコーチ、監督が、未だに大勢いるのではないかと思うと、不幸な選手はまだまだ大勢いるんだろうなと思う。
さて、安倍君。前回のトラウマで、おかしな事に過激に突っ込んでいなければと思うのだが、前回盛んに口走っていた美しい国日本、という言葉。今は、全く口にしなくなったが、しかし、政策の傾向を見ると前回とは変わっていないような…。
たまたま長い閉塞感のある経済分野から入ってはいるが、政策の中身は保守本流や右翼の人達でさえ危惧する懐古調。誰がどのように安倍君に吹き込んだか知らないが、正しい民主主義の認識と、戦争に突っ込んで行った背景の認識をしてもらいたいと思う。
私が個人として自分のスポーツでの大成できなかった原因を振り返るのとは違って、国民全体に影響が、それも不幸をもたらす内容が隠されているとしたら、何をか況んやである。
あくまで主役は国民だという事、忘れまじ。
2013-12-22 02:00
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