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高校野球、勝ったチームが強いチーム?! [スポーツ]

強豪校とか春夏連覇あるいは夏連覇、そのような枕詞がつく学校が出るとつい、判官贔屓と言えば、聞こえはいいが天の邪鬼の血が騒ぎ、対戦校の方を応援してしまうが、中にはつぶし合いとなる対戦カードも出てくる。

そういう場合、どちらを応援するということなく、単に内容だけを見る場合も多い。
今年は結果としてそこそこの投手力を備えた学校がベスト4に勝ち残ったが、ベスト8での闘った内容を見ると強い学校が勝つのではなく、勝ったチームが強かったのだと感じるゲームが多かった。

まあ、高校生辺りの、それもアマチュア野球なので目くじら立てて、と指摘したり文句を付けてもしょうがないところもあるが、いいチーム同士で拮抗したゲームだった場合、審判の技量で勝ち負けがひっくり返ったようなゲームもあったので、そういうところはプレーをしている高校生に可哀想な気もした。

私は自身のとんでもない裁判沙汰の話とは別に、日本人は基本的にフェアな人種なのではないかと思っている。特にスポーツで、日本人と外国の選手が闘うシーンなどでは、審判のいるものだと特に、外国人の側に必要以上に立つ審判が多い気がするくらい、審判自身が身を律している気がする。

スポーツにはそういうフェアな精神を子供に身につけさせるいいところがあり、特に、日本人に人気のスポーツである野球がそういうフェアさをしっかりゲーム運営上で発揮していることに、野球ファンとしては喜びを感じるのだが、残念ながらマイナス面もある。

たかがスポーツ。であるのにお国気質が出る、というのも野球らしいが、必要以上にプレーの精度に厳しいというのは、興を削ぐ。

日本の審判は世界最高と言われているが、WBCの時、ハーフスィングをより正確にゲームの興を削がない形で処理していたのはむしろ外国から来ていた審判達であった。日本国内ではハーフスィング自体は振っていないのだからセーフにすればいいものを必要以上にストライクに取るケースがほとんどで、その傾向が高校野球にも伝播してしまっている。

だが、WBCで主審を務めた外国審判達のジャッジの方がベース板を越していないものはセーフにしていたし、明らかにと言うものだけストライクコールになっていたが、今の高校野球では選手が気の毒な判定が多過ぎる。

厳密にやった方がいいのは、キャッチャーが投球を受けたその位置からベースの方に動かしてストライクのコールを受ける事は止めた方がいい。捕球時にキャッチャーミットを動かすような姑息なものは、野球に似合わない。

外国でのゲーム時に外国の審判は何故日本チームのキャッチャーがそういう事をするのか、疑問を感じているという。ハーフスィングよりも、捕球時にキャッチャーミットを動かした場合、ストライクに取らないと、やればいいだけである。

外国の審判でそういう事をする審判もいるようだが、フェアという事を重んじるならば審判ももう少し野球のフェアの意味を勉強してよい社会人作りに貢献してもらえたらいいと思う。

いいプレイをしたから勝った、そういう高校野球はどうだろうか。今? けっこういい線をいってはいると思うのだが、実は大人の方に問題が多いかも知れない。
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