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そもそも [国際]

ゴールデンウィーク、とは言っても出かけるところもない私は、ずっとさぼっていたブログ更新をせっせと行っている。ゴールデンウィークが終わればまた、正義の闘いを優先する、その事に時間を回さなけrばならないので、ブログ更新も、ままならないかもしれない。

さて、北朝鮮問題、あるいは台湾を悩ませている一つの中国問題。

皆さん、困ったもんだ、そう思われているのではないかと思う。
尖閣諸島や北方領土の問題も絡めば、これに大きく関与するロシアとか中国とか、これらの国が困ったもんだ、そういう対象として見る形になるのではないだろうか。

私も中国とかロシアという国は眉に唾をつけてみる国である、そう思っている。日本としては終戦、そのように位置付けた8月15日以降に突如、宣戦布告して進軍してきた北方領土を含むその周辺の地域を占領して回った旧ソ連軍、そして武装解除した日本軍、というそれまで庇護してくれていた軍隊のなくなった武力の空白地域になった台湾に強引に入り込んで力の支配をした大陸人である中国国民党政府。

いや、中国に関しては国民党政府だけでなく、新疆ウィグル地区、内モンゴルそしてチベットを武力によって強引に支配下に置いた中国共産党政府。

本来共産党という人民による政党及び政府を作ったはずの旧ソ連や中華人民共和国。しかし、実態は共産党幹部のための人民及び国家支配であり、決して国民の平和など政権幹部の頭の片隅にさえなかっただろうと思う。

旧ソ連はゴルバチョフのような、時代の趨勢を見ることのできる人物が出てきて、個人の勇気で一党支配という馬鹿な支配体制を崩壊させたが、今のロシアを見れば、彼のような人物は稀有であり、相変わらず信用のできない国家だと見える。

だいたい戦争状態の中でさえも捕虜を苦役に使用したらその責任を問われる、そういう事であるのに、旧ソ連そしてその後継国家のロシアは、交戦を解除した旧日本兵の、シベリア抑留で粗末な食事と粗末な衣服の中、凍土の中の過酷な作業で多くの日本人を犠牲にしたという、本来であれば国際司司法裁判所に持ち込んで、その人道的犯罪について訴追すべきもの、仮に訴追されなくても、その事への謝罪の一つもない。

こういうのを見ると日本の戦前もだが、日本の近隣諸国だって、とんでもない国家が揃っていた、そういう事だろうか。ただ、残念ながらこれらの国家と日本とには彼我の差がある。それは彼らが戦勝国となり、日本は敗戦国となった、そういう事である。

だが、しかし、前述の国際紛争や領土問題のすべては、そもそも戦前の日本が外交や軍事の行使の仕方を間違えて、無責任な行動を重ねた結果だという事を忘れてはならない。戦争の仕方あるいは戦争をすることについての責任の取り方と言っていいだろうか。

北朝鮮も韓国も、そして台湾も日本の統治下にあった国であり、彼らを二等国民などとしていた国家としては、今の状況はあまりに日本の無責任さを表すものとして、私は日本国民として恥ずかしい気持ちがある。

もっとも沖縄問題でさえ、まともに解決できないのだから、朝鮮や台湾に対して責任ある統治など敗戦時の政府には考えも及ばなかっただろうと思う。腹立たしいのはその時の政府に入っていた岸信介のような人物が戦後に、押し付けではない、我々の憲法を制定しようなどとふざけた事を言わせた自民党が相変わらず政権に居座っていることだ。

今の、朝鮮半島問題や、台湾の中国との問題は日本の浅はかな戦争によってもたらされたものであり、その事について日本国内では日本の戦争や戦前の体制に対しての総括が行われていないのと同様、全く頬被りで、責任の一端さえも感じていないかのように見える。

武力行使とは、だれが責任を持つのか、そういうことを明確にして開戦だけでなく終戦の仕方までよくよく勉強して、その上で行わなければならないのに、今の日本は相変わらず、泥縄でしかない。だから選挙という洗礼を受けて大臣になった国会議員よりも官僚の言い分が優先するような、とてもじゃないが文民統制のとれた政府とはいいがたい実態が日本国を支配しているのだ。

あれこれ話を飛ばしたので、内容にインパクトがなくなってしまったが、そもそも朝鮮問題や台湾など極東地域の戦争状態は、日本という無責任国家によって生み出されたものだという事、我々は知るべきであり、今後、二度とこういうことに繋がる武力行使をしてはならない、そういう事、改憲して軍事力行使を簡単にできるようにしようとしている自民党議員たちは、どれだけ留意しているだろうか。
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