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これもヘイトスピーチになってしまうだろうか [国際]

つい先日のブログで日本の唯我独尊の首相が中韓の感情を逆撫でする状況について、相手側に対しても日本という国としても戦争に突き進んだ過程や今後の日本の生き方という事でもあの戦争の総括をしなければいけない、そう書いた。

これは相手がどうあれ、日本として当たり前の事、つまり国家が国民に対しておかしな事をして反省さえもしていないという異常な状況についても、国の政を担当する側からしなければならない事である事、そして国民自身が傍観していてはならない、そういうつもりで書いたのだが、皆さんはこの問題をどのように捉えているのだろうか。

こういう事をいつまでも放置しているから日本人が外国に出たり、あるいは中国人、韓国人と絡むとおかしな話が出てくる。

私がアジアのある国で他に二人の日本人を連れてタクシーを利用したときのこと。通りで拾ったそのタクシーの運転手は当時、60を過ぎていたくらいだろうか。「日本人か?」その様に尋ねた後、自分の叔父が日本兵に連れ去られてそれっきり戻ってきていない、日本兵は残酷だ、日本人は嫌いだ、そう言った。

その国で暑い中、スーツを着ているのは日本人くらいだ。したがって、嫌なら無視して通り過ぎればいい。我々を乗せたのは、わざわざ、嫌みを言いたい、たったそれだけだったと思う。

また、既に当時汎用半導体で世界一の売り上げになっていた韓国の企業に、そのメーカーの責任に帰するトラブルで相手本社に出かけたときのこと。

こちらは顧客の筈だったが、窓口の営業の人間が出てくるまでに1時間待たされた。そして、打合せの部屋に通されたわけではなく肩までの高さのパーティションで仕切られたその一つのそれも壊れた椅子を示して、それに座って待ってろ、そう言い残して、座れもしない椅子の傍で2時間待たされた。

この人物、私の英語の発音にケチをつけた(私は中学時代にイギリスの日本バッシングが我慢ならなくて、学年で一番まで行った英語を全く勉強しなくなったという中学二年で終わった英語の実力しか持ち合わせていない)のだが、英語が下手と言うならいい。だが、発音は韓国人に言われたくはない。

その時点まで、英米を含んで色々な国の人間と話をして、発音が分からない、そう言われた事はなかった。つまりこの人物、相手を見くびって、自身の日本人に対する悪印象を私にぶつけていたに過ぎなかったのだが、その後があった。

彼らの責任に帰する事を彼らの得意とする半導体工場に問題がある、だから製造現場を見せろ、そういう話を急に言われても対応などできない、そう工場に着いてから反発しだした。
半導体事業の責任者以下、技術系管理職総出で20名を超す相手側に対して私1人で何故、私が工場まで来たのか、全て理詰めで話をした。

もちろん、相手側からも彼らの半導体を使う場合の周辺回路について推奨する回路が示されたりしたが、そんな事は全て、私の頭の中ではクリアしての訪問である。結局、窓口の営業マンがサボっていたか、自分たちの問題ではないと高を括ったか、全く、準備されていなかったのだ。

埒があかないで済む話ではない。製造現場に若干の在庫の余裕があっても、製造ラインをたかが一部品でストップさせるわけにはいかない。そこで一週間後にまた来る、その時は工場の製造ラインを見せる事、そう確約させて、その一週間後にまた、窓口となっているその半導体メーカーの営業を伴って工場に向かった。

すると、またしても工場を見せられない、そう言いだした。
彼らにとって約束とは何なのか、そう思ったが、何故、私が一週間後に来て、そして窓口の人物が付き添って工場に来ているのか、そういう事を言ってようやく製造ラインを見る事ができた。

自分のところは世界一などとほざいていた営業の人物など製造のセの字も知らないだろうし、世界の半導体メーカーがこのレベルかよ、そういうものだったので、彼らの責に帰する事、何故彼らの製造プロセスが問題なのか、懇々と諭すように事業責任者以下20余名の技術者達に説明したが、自分たちの責に帰するものではない、と責任を認めなかったのを、内容はともかく、面子ばかり大事にする連中なのだろうと、私が帰った後でいいから、私の言った事を全てトレースして見ろ、そう言いおいて帰途についた。

(この件は数ヶ月後事業部責任者以下十数人で私のところに来てミスターウーの言う通りでした、ついては他の事も含めて、工場に指導に来てくれないか、そういう話になったが、もちろん、サラリーマンであった私が自社と関係ない話で行くわけがなかったが。)

帰りも、窓口の人物が随行したが、予約していた特急に乗り遅れたと、私に文句を言ったので、そもそも約束を守らずに余計な時間を取ったのはどっちだ、そう言うと、「あんたは昔の日本兵にそっくりだ 」そう言ったのだが「ビジネスの話でそういう話を出すのは最低だ。確か自分たちは世界一の会社だとか言っていたんじゃなかったのか。世界一とはビジネスの場に感情を持ち込む事なのか」そう付け加えたら、黙ったが、世界一の企業と自負している企業で働く人物にしてこういう感情を持っているという事に、たぶん、安倍晋三のような政治家達はわかっていないだろうと思う。

はっきり言って、この人物にして私より若いのに、本物の日本兵など見た事はないはず。私をテレビで観た日本兵そっくりだ、そう言った旧日本兵は、ドラマで見た演出のあった日本兵だと思う。結局、多くの韓国人は政治指導者の自身の求心力維持のために日本人を悪者にして自分をそれに対抗する指導者、そういう位置づけでしか政治家としてやってこられなかった、その結果であると思う。

私がテレビで観た旧日本兵にそっくり、というのは言い得て妙だったが、中韓では反日、嫌日教育が今も綿綿と続けられている。それが正しい歴史認識の元に行われていればいいが、指導者達が自己の求心力の維持のために曲げられた歴史認識で行われているとしたら、これほど非生産的な事はない。

私の体験が全てという気はない。だが、体験したという事は、そういう人物がいるという事であり、また、それが希有という事でもないのは確かなのだ。

私など血の気が多くてつい腕力に頼りがちだったので、さすがにそういう事まで見ると、私に日本人の悪口を言うのは得策ではない、と口を噤ませてしまったが、香港人が驚くような北京語を操る日本人の若き好青年の友人が理由もなく工場でいきなり中国人に殴られたという話など聞くと、この単細胞が、そのように中国人に対して怒る思いと、日本の政治家のぐうたらぶりに腹が立っていたのだが、さて、皆さんはここまで私の体験を読んでどう感じるだろうか。
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